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コメット (二十日大根)







二十日大根(コメット)とは

コメットは、赤丸二十日大根とも呼ばれる二十日大根の品種です。

二十日大根自体はラディッシュとも呼ばれますね。
そもそも大根が英語でRadish(ラディッシュ)ですが、日本では色が付いていたり、サイズが小さいものがラディッシュと呼ばれ区別されるのではないでしょうか。

二十日大根は、名前の通り種まきから20日間で収穫ができるという事でその名が付きました。
その成長のスピードに加えて、春から秋まで、ほぼ周年種まきができる点も魅力です。

日本には明治時代に輸入されて広まったそうです。

コメットは英語でComet、彗星(すいせい)という意味ですが、葉っぱも含めて流れ星🌠的な見た目からその名がついたのかもしれません。

サイズは、直径2cm~5cmほどに成長します。
葉っぱは小さなトゲがあるのも特徴です。
また、赤い皮は、アントシアニンというポリフェノールの一種です。

この品種は固定種ですが、F1品種のニューコメットというものもあります。

味について

メインの部分(根っこの部分)は、みずみずしく、生でそのまま食べると、若干ピリっとした爽やかな辛味があります。
サイズが小さいことから通常の大根より硬さは抑えめ?で、シャクシャクっとした食感です。
ただ、収穫期が送れると(薹立ちがはじまると)、硬くなっていくので注意が必要です。

暖かい時期の収穫時期は本当に一瞬です…。

通常の大根と一緒で、葉っぱも食べられます。

ちょっと苦みがあり、ケールのような風味があるのかなと、個人的には感じます。

生育の特徴

二十日大根といっても、必ずしも20日で収穫できるわけではなく、春先に種を播くと、播種(はしゅ=種まき)から収穫までだいたい60日ほどかかる事もあります。

ただ、成長のスピードはやはり他の作物より早いので、成長の実感を感じやすいと思います。

また、収穫期を逃すとと一気に花を咲かす準備がはじまり、根の部分が硬くなるので、収穫期を逃さないように気を付ける必要があります。



品種名 コメット/赤丸二十日大根
アブラナ目
アブラナ科
ダイコン
種の原産 ヨーロッパ
播種期 3~10月上旬
収穫期 5~12月上旬

*播種期などの情報は地域によって差異があります
*初春の栽培にはトンネルやハウス等の温度管理が必要

栄養素

一般的な大根と同様に、二十日大根にもジアスターゼという、でんぷんを分解してくれる消化酵素が含まれています。

ちなみに、消化酵素のアミラーゼがもともとジアスターゼと命名されたみたいです。同じ物質なのですね。知りませんでした。

また、二十日大根の赤い皮の部分には、ビタミンCやアントシアニンというポリフェノールが含まれています。
このアントシアニンには抗酸化作用があるとされています。

葉の部分にも、緑黄色野菜に代表されるβ-カロチンをはじめとした栄養が含まれています。

食べ方・レシピ

ピリっとした辛味を活かすなら、スライスしてそのままサラダにするのがオススメです。

辛味が苦手という方は、軽く塩もみしたり、少量の酢でマリネにするといいかと思います。
しんなりして食感も柔らかくなるのと、鮮やかに発色するので見た目もキレイです。

本格的に漬物やピクルスにすると長期間楽しめるので、保存食としてもオススメです。

葉っぱの部分は、天ぷらやごま油で炒めても美味しいですし、お味噌汁の具として利用しても美味しいです。
苦みが強いと感じる人もいるかもしれないので、そういう方は、アクセントとして利用すると良いかもしれません。

保存方法

冷蔵庫/野菜室で保存するのが良いと思います。

浅漬けにしたものを冷凍して自然解凍する、というのも個人的にはやります(私もやってますという方がいたらぜひ教えてください(笑))。


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この記事を書いたスタッフ

園主

清水公太

化学農薬、化学肥料に頼らない野菜の栽培方法を模索しています。
このサイトでは、当園の情報はもちろん、農業や野菜に関する情報も発信していきたいと考えています。

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